「使えるやつ」と「使えないやつ」の境界線
使えるやつと使えないやつは何が違うのか整理してみた
使えるやつ
- 言うことを素直に聞く
- 1言ったら10理解する
- 期待値以上の結果を出す
- 自分の仕事を任せられる
使えないやつ
- 話を聞かない
- 理解したふりをする
- まったく成果が出ない
- 仕事を振ると倍の仕事が帰ってくる
「使う側」からみて使えないやつとは、任せた仕事が任せられるかどうかにある。仕事が手離れすれば自分がやるべきことにリソースを多く割けるようになるし、仕事を振った人もやれることが増えてWin-Winの関係になる。しかし、使えないやつに仕事を振ってしまうと、よくわからないけど時間をものすごい取られてなんかお互いギクシャクする。だれも直接「お前使えないな!」とはディスりたくない。
使えないやつはものすごく言うことを聞く
「もっと礼儀正しくお客様と接しなさい」
「そこはもっとフレンドリーな感じでコミュニケーションとるのよ」
こういうダブルバインド(矛盾したコミュニケーション下におかれること)への対応の仕方に使えるかどうかが隠れている。使えるやつは、こういう指示を受けたときに”自分の頭で考えて”常にどちらかに寄せて行動するのではなく、臨機応変にどういう接客が求められているかを自分なりに考えたり、ブランドイメージに合うようにシチュエーションを具体的に考えながら行動を変えたり、指導してくれた人に質問してみたりする。それはただ指示されたことへの反応ではなく主体性のある問題解決行動である。
しかし、使えないやつは文字通り「ものすごく言うことを聞く」のでアホみたいにどっちかに寄った行動をするか、どっちをやればいいか自分の考えなしに行動する。もしくは、素直に聞いて取り入れてみずに頭でっかちに本ではこう書かれてたなんてことを言い出す。
自分なりの答えを出す努力をしているかどうかが境界線
使えるやつ ≠ 優秀
使えるやつがすべて優秀かといえばそうではない。
自分は「使えるだけのやつ」になっていないかは常に意識しておかなければいけない。
使えねーvs使えてねー論争
新人が使いきれていないというのはものすごく耳が痛い。組織であれば戦力にすることがミッションだし、使えないやつだろうとなんとかするマインドを持たないといけないのは確かだ。使えてねーお前がダメなんだろ!はごもっとも!とはいえ、人材にもロスカットという概念はあるべきだと思う。能力が全然ミスマッチだったり、本人と組織のカルチャーがミスマッチしている場合にも「使えてねー」のか?
そういうミスマッチが起きている場合は、やっぱり「使えねー」なんじゃないだろうか。ミスマッチしているからこそ話を聞かないんだろうし、自分ごととして仕事を進めないんだろう。そう考えると使えるやつは、自分の出来ることとやりたいことを「考えている」んだと思う。やっぱ資質なのかな